子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックをご紹介します♪

メンタルでパフォーマンスは変わる!いつでもできるポジティブな気もちへの切り替え方法

試験・試合・発表会‥
色々な場面でメンタル面が大事であることは言うまでもないですよね。

でも、メンタル面がどのくらいパフォーマンスに影響しているのかってわかりますか?
よくわかりませんよね(苦笑)。

そんなメンタル面の影響を体感できる簡単な実験をご紹介します。
ぜひやってみてください♪

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この記事は、『心を上手に透視する方法』(トルステン・ハーフェナー、2011)から学んだことの記録です。
著者はドイツでマインド・リーダーとして活躍されている方で、本のタイトルの通り、しぐさや言葉から相手を理解するためのいろいろな方法を紹介してくれています☆
また、相手を理解出来たら対策も取りやすくなるため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪

椅子を持ち上げよう

用意していただくのは椅子だけです。

まず、椅子の座面を持って椅子を持ち上げてください。
そして、椅子の重さを感じてからゆっくり椅子を置いてください。

次に、背もたれの縁の上部だけに全意識を集中させてから、意識した部分を持って持ち上げてみてください。

座面を持ったときより軽く感じませんか?

物体の高い所に意識を集中すると、軽く感じます。
これが、メンタル面の影響です。

メンタル面の影響でパフォーマンスは変わる!

上の椅子の実験では、上に意識を向けたことで、上向きのエネルギーが増しました。

‥ということは、「勝てる」と思えば勝つ方向に、「負ける」と思えば負ける方向にエネルギーが向くということです。

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スポーツでは「快進撃」や「泥沼の◯連敗」といった表現を使うことがあります。
「快進撃」という状態のチームの選手は、なんらかのきっかけで上手く回り出し、負ける気がしない状態になっているでしょう。
反対に「泥沼の‥」のチームは、なんらかの理由で上手くいかないことが重なり、「今日も勝てないんだろうな‥」と思いだし、実際に連敗を重ねていくということになります。

気分が変わるお気に入りの状況を作っておこう!

ここまで、メンタル面が心身に大きな影響を与えることを見てきました。

では、良くない・ネガティブな方向に意識が向いてしまった時にはどうしたら良いでしょうか?

泥沼の◯連敗中の選手に「勝てる」と思わせることはとても難しいですが、その瞬間の意識の向く方向を変える方法ならあります。

それは、自分なりの心地よい対象や場面を具体的に思い描くということです。

「白いご飯の上に乗った、赤くて大きい梅干しを口に入れ、良く噛んで食べる」



もう、口の中がジュワーっとしている人もいますよね?
強い印象の状況に意識が向けば、人の意識はすぐに切り替わります。

何かネガティブなことに意識が向いたら、別のことに意識を向けてあげればいいのです。

とはいえ、ネガティブな意識に捉われたら、そこから抜け出すのは大変です。
そのため、意識を向き直しやすい対象や状況を用意しておくことが大切です。

旅行先で見た景色、家のお風呂、好きな食べ物、好きな香り‥
それに意識を向けたらすぐに心地よくなるというものを用意しておきましょう。

ネガティブな意識に捉われていることに気づいたら、すぐに自分のお気に入りのものに意識を向け直しましょう。

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強く印象に残っているものに注意を向ければ人の意識はすぐに切り替わります。
心地よいものに意識を向け、一旦落ち着きましょう。

まとめ

いかがでしたか?

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メンタル面は、人の心身に大きく影響します。

それは、良い方向にも、悪い方向にもです。

良い方向に意識を向け、より良いパフォーマンスをしましょう☆

また、反対に悪い方向に意識が向いてしまった時には、用意してある心地よい対象に意識を向け、気持ちを立て直しましょう♪

この記事は、『心を上手に透視する方法』(トルステン・ハーフェナー、2011)から学んだことの記録です。

このブログでは、育児や対人関係で利用可能な心理学的な理論に基づくテクニックをご紹介しています。
ここでご紹介しているテクニックに大きく影響しているのは、その相手との関係性です。
どんな有効なテクニックでも、相手との信頼関係・良好な関係がなくては成り立ちません。
ここでご紹介しているテクニックは、ただ相手を「操作する」・「操る」ためのものではありません。
相手との信頼関係に基づいた上で、その関係をより良好に・スムーズにするための一工夫のための方法としてご利用いただけたら幸いです。