やったことないことや、まだ達成したことがないことに取り組むのって、いまいちモチベーションが上がらなかったりしませんか?
それが大事なことだったり、やった方がいいことは分かっていても、どうもやる気が起こらない。
そんな時、目標を達成しているところやうまくいっているところを想像することは、やっぱりとっても大切です。
「ペップトーク」はスポーツ映画などでよく見る、監督やコーチが選手を激励するスピーチのことです。
著者はペップトークの日本での普及に非常に尽力されている方で、この本には、様々な場面で使えるペップトークの作り方や、日々のコミュニケーションで使えるペップトークの基本スタンスがとても分かりやすく書かれています。
先生、監督、コーチ、親…誰かを指導することがある全ての人に読んでいただきたい本です!
『形式的想像力』と『物質的想像力』
フランスの哲学者バシュラールは、80年近くも前に、人の想像力には2種類あると説きました。
それは、自分が経験した過去の意識の中から想像する『形式的想像力』と、未経験の無意識の中から想像する『物質的想像力』です。
『形式的想像力』は経験をもとにするので常識の範囲にとどまっていますが、『物質的想像力』は未経験のものに対して想像するので、常識を覆し、まだ誰も見たことがない「物」を想像する力を持っていると言われています。
『形式的想像力』が花だとしたら、『物質的想像力』は種に例えられたりしますが、種を見ただけの人なら、どんな花が咲くのかいくらでも想像できるということですね♪
スポーツなどの勝負事の場面でも、勝ったことがない選手の方が、勝った経験がある選手よりも、勝ちのイメージが華やかな傾向があるそうです☆
勝ったことがないからこそ、想像力のみで発想できるということですね!
恥ずかしがらず、思いっきり想像しましょう!
『物質的想像力』をフル活用しましょう!
華やかな成功をイメージすると、脳内に幸せホルモンが分泌され、モチベーションは急上昇するでしょう。
上昇したモチベーションをもとに具体的な活動ができれば、目標や成功に一歩一歩近づいていくことができるでしょう☆
まとめ
いかがでしたか?
『物質的想像力』は常識を覆し、まだ見たことがない「物」を想像する力です。
「どうせ」と諦めて良い未来を想像することすらしなかったら、待っているのは諦めた結果の未来だけです。
しかし、自身の想像力のパワーを解き放ち、良い未来を思い描けば、少しずつその方向に近づいていくことができます。
これまでの経験に捉われず、最高の未来を想像しましょう!
そして、現実に戻ってきて、一歩一歩進みましょう!
またお子さんにも、最高の未来を想像させ、良い未来に導いてあげましょう☆
この記事は、『実践!PEP TALK』(浦上大輔、2019)から学んだことの記録です。