何をするにしても、信頼されていた方が事はスムーズに運びますよね。
ちょっとした事で、グッと信頼を得ることができるんです☆
動物の本能を利用して、無意識に働きかけるんです♪
工夫する箇所は「首」です!
著者はドイツでマインド・リーダーとして活躍されている方で、本のタイトルの通り、しぐさや言葉から相手を理解するためのいろいろな方法を紹介してくれています☆
また、相手を理解出来たら対策も取りやすくなるため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪
首を傾けるだけで信頼アップ
動物の本能を利用して、無意識に働きかける‥といっても、催眠術をかけるわけではありません。
首を傾けるだけなんです♪
赤ちゃん、子猫‥可愛い対象に働きかける時、どうなります?
誰もが自然に首を傾けますよね。
では、なぜ首を傾けるのでしょうか?
首を傾けるということは、頸動脈を見せるということです。
頸動脈は、急所中の急所ですよね。
そのため、首を傾けて頸動脈を見せるということは、
「信用してください。私はあなたのことを信用しているから自分の弱点を見せるのです。」
というメッセージになります。
動物の本能は無意識に響く!
頸動脈を見せられたからといって、
「弱点を見せてくれて、私のことを信用しているんだな♪」
と意識することはないでしょう。
しかし、人間も動物です。
この数千年の間に人間は劇的に進歩を遂げましたが、それでも地球の歴史からしたらほんの一瞬です。
そんなに簡単に動物的な本能はなくなりません。
そのため、この首を傾けるという頸動脈を見せる行為は、相手に無意識に受け取られますが、メッセージとしての効果は非常に大きいです。
だから、みんな何も考えずに赤ちゃんがいたら首を傾けて話しかけるわけですね。
本能が覚えているのです。
まとめ
いかがでしたか?
首を傾けるという動作は、相手の無意識に訴え、信頼を得ることに影響します。
しかし、注意点もあります。
上司にゴマをするスネ夫のような人も、首というか身体が傾いていると思いませんか?
首を傾けるという動作は、使い方を間違えると気の弱さ・ご機嫌取り・媚びを売るという印象を与えてしまいます。
それを防ぐためには、
「堂々と優しい笑顔で、さりげなく首を傾ける」ということができると良いでしょう☆
この記事は、『心を上手に透視する方法』(トルステン・ハーフェナー、2011)から学んだことの記録です。