会話がすぐ終わってしまう。
会話が盛り上がらない。
人と話すことに苦手さを感じている方は多いと思います。
そんなとき、相手の欲求を満たしてどんどん話をさせることができるテクニックがあります♪
それは『ほめあいづち』です☆
作者の水希さんは、昼はカウンセラー、夜は銀座のホステスという異例な2足のわらじの方で、ホステスを始めた後でカウンセリングを学び、その後カウンセリングのクリニックも開いたのだそうです!
とても優しくわかりやすい文章で、より良いコミュニケーションのための様々な方法が説明されています。
ホステスだけでなく、コミュニケーションに苦手意識のある全ての人におススメできる本です♪
『ほめあいづち』で社会的欲求を満たす♪
『ほめあいづち』とは名前の通りで、相手の話にあいづちのように褒めることを挟んでいくというテクニックです♪
人間は集団生活をする非常に社会的な生き物なので、衣食住のための生理的な欲求の上に、社会的な欲求があります。
そのため、相手の話に褒めることを挟むことで、「認められたい、評価されたい」という欲求を満たしてあげることができます。
欲求が満たされれば良い気分になりますので、相手はますます盛り上がっていくでしょう♪
『ほめあいづち』のタイプ別対応☆
具体的な方法は、話をする人のタイプによって異なります!
せっかく使うなら相手に最もハマる方法を用いましょう♪
①厳しいお父さんタイプ
=ほめたたえる
厳しいお父さんタイプは、権威的だったり、非難・排他的な言葉を多用します。
また規律正しく、倫理観も強く、説教っぽい話し方をする人が多いかもしれません。
このタイプの人に対しては、ただ褒めるだけでなく、その人の厳しさや努力を「ほめたたえる」と良いでしょう。
その際、褒める内容の根拠をセットにできるとなお効果的でしょう☆
「〇〇なんてすごい!」
「すごいですね!だって〇〇だもん♪」
根拠があるので、ただのお世辞やおべっかとは一線を引いたものになるでしょう!
②優しいお母さんタイプ
=配慮を労う
優しいお母さんタイプは、心配り・気配りができる人です。
誰にでも好かれるタイプですが、反面自身は気疲れしているかもしれません。
このような人に対しては、その人がした配慮や苦労を労うように褒めることが効果的です。
「それは大変でしたね。」がシンプルな例です。
そして、大変「でした」と過去形を使うことがポイントです♪
「努力されたんですね。」
「〇〇していただいたお陰でうまくいきまきしたね。」
過去形にすることで、配慮や苦労は過去の話だったと相手に前向きに切り替えるきっかけを提供することができます。
③やんちゃな子どもタイプ
=シンプルに、大袈裟に
やんちゃな子どもタイプは発想も感情表現も自由な人です。
そのため、褒める時にも根拠や論理は必ずしも必要ではありません。
自分のテンションを相手に合わせて、「すごい!」と褒めてあげましょう☆
感嘆詞だけでもOKです。
「すごい!」「ステキ!」など、相手の求める言葉を探しましょう♪
④いじけ虫タイプ
=受け止める
いじけ虫タイプの人は、自分の感情や要求を抑え気味で、愚痴っぽい場合が多いです。
「どうせ‥」などと諦めた言い方をすることも多いでしょう。
そんないじけ虫タイプの人に対して、「そんなことないよ」と褒めても、なかなか受け入れてもらえません。
このようなときには、「よしよし」と撫でるイメージで、話を受け止めましょう。
普段「そんなことないよ」と自分の考えを聞いてもらいにくいいじけ虫なので、話を否定されずに聞いてもらえるということに心地よさを感じてもらえるでしょう☆
相手を褒めたときに、「この否定の仕方は謙遜ではなくていじけ虫だな」と思ったら、無理に褒めずに聞いて受け止める方法に変えましょう☆
まとめ
いかがでしたか?
あいづちに褒めることを加えたことで、話をするリズムを与えながら本人の自己肯定感を高める効果が得られます☆
誰でも自己肯定感を高めてくれる人とは一緒にいたいですよね♪
『ほめあいづち』を活用し、相手にとって話しやすい確固たる信頼関係を築き上げてください!