私たちは誰でも、「自分は◯◯な人間だ」という思い込み(固定観念)を持っています。
「本番に強い/弱い」とか、「雨男/晴れ男」など、いろいろありますよね。
このような自分に対する思い込みを、「セルフイメージ」と言いますが、ネガティブな・悪いセルフイメージを持っていたら、やっぱり物事はうまくいきません。
セルフイメージを良いものにしたいと誰でも思うと思いますが、そんなに簡単に出来るものではありません。
しかし、ポジティブな言葉がけを繰り返しすることで、少しずつセルフイメージが良い方向に変わっていきます♪
「ペップトーク」はスポーツ映画などでよく見る、監督やコーチが選手を激励するスピーチのことです。
著者はペップトークの日本での普及に非常に尽力されている方で、この本には、様々な場面で使えるペップトークの作り方や、日々のコミュニケーションで使えるペップトークの基本スタンスがとても分かりやすく書かれています。
先生、監督、コーチ、親…誰かを指導することがある全ての人に読んでいただきたい本です!
思い込み=体験の強度×体験の頻度
セルフイメージはどうやって作られるのでしょうか?
それは体験によってです。
体験を自分と結びつけることで、セルフイメージは作られていきます。
セルフイメージ・思い込み=体験の強度×体験の頻度と言えます。
つまり、宝くじ◯億円当選なんて強烈なことがあれば強運の持ち主というセルフイメージが一発でつきますし、近所の夏祭りで毎年何か当たるというレベルでも、繰り返されるうちに運のいい人というイメージになるでしょう。
ポジティブな言葉でポジティブな体験を作ろう!
…ということは、ポジティブな体験を積み重ねればポジティブなセルフイメージになるということですね!
…とはいえ、体験を操作することは難しいです。
そこで、言葉の力を使ってポジティブな体験を作っていきます☆
例えば、同じ職場のAさんが、「いつもニコニコしているね」「笑顔が素敵だね」と褒められたらどうでしょう?
そんな意識がなかったAさんは最初は半信半疑でしょうが、繰り返し言われているうちに「自分は笑顔が良いのかも」と思うようになり、笑顔になる頻度が上がり、ますます評価され、ついには「私は笑顔が素敵だ」というセルフイメージが確立します♪
これは育児の場面も同じですよね☆
何気なく描いていた絵を褒められるということを繰り返せば、その子は「僕は絵を描くことが得意なんだ!」という良いセルフイメージを持つことができ、絵を描く場面では自信を持って描くことが出来るでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
相手にポジティブなセルフイメージを持ってもらいたければ、ポジティブな言葉掛けをすることがとても大切です。
そしてこれは、自分に対しても同じです!
反対にうまくいかなかった場面で、「やっぱりできなかった」といった悪い面に注目したネガティブな言葉掛けをしたらどうでしょうか?
できない・ダメなセルフイメージがどんどん強固になってしまうでしょう。
自分にも周囲にも、良い面に注目したポジティブな声かけを繰り返すことで、ポジティブなセルフイメージが確立し、自信みなぎる積極的な生活になっていくと良いですね!