子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックを整理していきます♪

子どもに勉強や練習をたくさんやろうと思わせるテクニック:アンカリング効果

ちょっとでも前向きにやってもらおうとして、お子さんに「今日はどのぐらい勉強/練習する?」なんて聞いたことはありませんか?

でもきっと、お子さんはゲームやテレビなら放っておいてもたくさん見るのに、「今日はどのぐらい勉強/練習する?」には低い見積もりしか言わないのではないでしょうか。

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そんなお子さんが思わず「たくさんやる」と言ってしまうテクニックがあります☆

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この記事は、『瞬間説得~その気にさせる究極の方法~』(ケヴィン・ダットン、2011)から学んだことの記録です。
著者のケヴィン・ダットンはロンドン生まれの心理学者で、「社会的影響」研究の第一人者です。本の中では社会的な影響力を利用して相手に思わず「Yes」と言わせてしまうテクニックが数多く紹介されています。
詐欺師も使えるようなテクニックですが、お子さんや部下を望ましい方向に(エゴではなく)導いてあげたいときなどにも有用なヒントが豊富に含まれています☆

アンカリング効果

今回ご紹介するのは、「アンカリング効果」です。
この「アンカリング効果」は、

「最初もしくは同時に提示された特定の特徴や数値、情報が印象に強く残ってしまい、意思決定や判断に影響を及ぼす傾向」

のことで、船の錨(アンカー)が語源だそうです。


錨(アンカー)は船をその場に留めるために用いるものなので、そこから「印象を留めておく」みたいな意味合いでこの名前になったのでしょうね。


いろいろなお店で、値引き前の値段を修正して現在の値引きした値段を書いてある値札を出していますが、これも「アンカリング効果」を利用しています。
値引き前の値段をあえて出すことで、より値引きされている印象を与えています。

他にも、「ジャンボジェット機には燃料が何リットル入るでしょう?」というクイズの実験があります。
この実験は、
①「何リットル入るでしょうか?500リットルより多いでしょうか?少ないでしょうか?では何リットルか見積もってください。」
②「何リットル入るでしょうか?50万リットルより多いでしょうか?少ないでしょうか?では何リットルか見積もってください。」
の2つの聞き方で回答の差を見たものです。
結果は、②の「50万リットル」の質問を挟まれた②の人たちのほうが、多く見積もりました。
これは「50万」がアンカーになった結果でしょう。

多めの設定で子どもに投げかけてみよう

このテクニックをお子さんに勉強や練習をしてほしいときに応用すると、
「今日はどのくらい勉強/練習する?〇〇ぐらい?」と質問し、このとき〇〇には多めの設定を入れます。
(設定を多くしすぎて「えぇ、無理!」と言われないように注意してくださいね。)

するとお子さんは〇〇に引っ張られて、〇〇より少し少なめの宣言をすることが多いでしょう。
ただ、そもそも〇〇は多めに設定してあるので、それより少し少なく宣言されても、普段と比べれば多くやることになります。

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こうして、「たまには〇〇ぐらいやったら?」のようなストレートな指示では得られない結果が得られるでしょう♬

まとめ

いかがでしたか?

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このテクニックによって、ものすごくたくさん勉強や練習をするようになるわけではありません。
しかし、「言っちゃったし、まぁやるか。」とはなりやすいと思います。

指示・命令の型ではなく、本人の自主性をリスペクトした質問の型になっているということもポイントです。
そこに、アンカリング効果を組み込むことで、ただやるように促す以上の効果が期待できるでしょう☆

この記事は、『瞬間説得~その気にさせる究極の方法~』(ケヴィン・ダットン、2011)から学んだことの記録です。

このブログでは、育児や対人関係で利用可能な心理学的な理論に基づくテクニックをご紹介しています。
ここでご紹介しているテクニックに大きく影響しているのは、その相手との関係性です。
どんな有効なテクニックでも、相手との信頼関係・良好な関係がなくては成り立ちません。
ここでご紹介しているテクニックは、ただ相手を「操作する」・「操る」ためのものではありません。
相手との信頼関係に基づいた上で、その関係をより良好に・スムーズにするための一工夫のための方法としてご利用いただけたら幸いです。