子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックを整理していきます♪

子どもに自発的に動いてもらうための声かけテクニック:指示⇒質問

「勉強しなさい!」
「片付けなさい!」
「歯を磨きなさい!」
「もう寝なさい!」

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…お子さん、従ってくれてます?
「嫌だ!」と拒否されたり、「はーい」と適当な返事をしてもやらないかのどちらかではないですか?

そんなとき、大人側の本当にちょっとした工夫で、お子さんが指示に従ってくれる確率が上がります♪

そのテクニックはズバリ、「指示しない」です☆

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この記事は、『瞬間説得~その気にさせる究極の方法~』(ケヴィン・ダットン、2011)から学んだことの記録です。 著者のケヴィン・ダットンはロンドン生まれの心理学者で、「社会的影響」研究の第一人者です。本の中では社会的な影響力を利用して相手に思わず「Yes」と言わせてしまうテクニックが数多く紹介されています。 詐欺師も使えるようなテクニックですが、お子さんや部下を望ましい方向に(エゴではなく)導いてあげたいときなどにも有用なヒントが豊富に含まれています☆

指示・命令を質問に変える

見出しの通りで、これまで指示・命令していた場面で、質問をします♪

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冒頭の例だと、
「勉強しなさい!」
→何時から勉強始める?

「片付けなさい!」
→片付けてくれない?

「歯を磨きなさい!」
→歯を磨いてくれない?

「もう寝なさい!」
→◯時になったらどうするんだっけ?
といった感じです。

質問に変えると、何が違う?

参考にした『瞬間説得』には、シカゴのレストランの例が載っています。
そのレストランは、他の多くのレストランと同様に「連絡なしの予約のキャンセル」に悩まされていました。
そこでこのレストランでは、予約の電話の最後に、「ご予定が変わりましたらお電話をください。」という指示を、「どうしても予定が変わるようでしたら、お電話いただけますでしょうか?」と質問して相手の返事を待つという対応に変えました。
そうしたところ、連絡なしのキャンセルは30%から10%に減少したそうです。

このことには、質問に「YES」と答えることで、契約・約束がしっかり結ばれるということの影響があると考えられます。

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それにより、「YES」と答えた側には「約束は守らなくては」「自分で決めたことだから」「約束を破る人ということになってしまう」といった考えが浮かぶでしょう。

一方的に出された指示に対しての返事である「YES」と、お伺いを立てられたときの回答である「YES」とは、やはり生じる責任が違うということですね。

まとめ

いかがでしたか?

指示・命令を質問の形に変えると、やり取りの型も一方通行から双方向に変わります。

質問に対する答えは、その人発信の意見です。
責任の所在もその人になります。

今まで指示を出していた場面を質問に変えて、どんどん自発的に動いてもらいましょう☆

この記事は、『瞬間説得~その気にさせる究極の方法~』(ケヴィン・ダットン、2011)から学んだことの記録です。

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どんな有効なテクニックでも、相手との信頼関係・良好な関係がなくては成り立ちません。
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