子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックをご紹介します♪

子どもの興味・関心を刺激するためのテクニック:ドキドキ・ワクワクを演出しよう♬

お子さんに新しい物事を試して欲しい時や、お子さんがやっているやり方とは違うやり方を試して欲しい時、素直にやってくれますか?
 
「えぇ、なんで?」なんて渋られたりしていませんか?

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 そんな時、ほんの少しの工夫でお子さんの興味・関心を刺激するテクニックがあります。
 
キーワードは、『ドキドキ・ワクワクの演出』です☆

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この記事は、『心を上手に透視する方法』(トルステン・ハーフェナー、2011)から学んだことの記録です。
著者はドイツでマインド・リーダーとして活躍されている方で、本のタイトルの通り、しぐさや言葉から相手を理解するためのいろいろな方法を紹介してくれています☆
また、相手を理解出来たら対策も取りやすくなるため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪

ちょっとした不安を呼び覚まそう!

1つ目の方法は、「不安を軽く呼び覚ます」ということです。

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「このお話には、ちょっと怖い部分もあります。」

と言われて、「怖いからやめとくよ。」となるお子さんはどれくらいいるでしょうか?
怖いお話に苦手意識のある子の何倍ものお子さんが、「大丈夫だもん!」と余計にお話を聞こうとするでしょう。

このように、拒否されない程度に「不安を軽く呼び覚ます」ということは、人の興味を惹くために非常に有効です。
軽い不安は、ドキドキ・ワクワクの素になるからです。

 

*楽しいコミュニケーションの範疇を超えた、強い不安(「鬼が来るよ!」など)は百害あって一利なしなことは、言わずもがなです!

ポイントは「大丈夫だもん!」「できるもん!」と言わせるような働きかけをするということです。

大人も子どもも、目の前に山があるとやっぱり登ろうとしてしまうのでしょうか?
チャレンジ精神を刺激するような働きかけをすることが大切です。

「この方法は、まだあなたには難しいかもしれません。」なんていうのもいい例です。
こんな言われ方したら、「大丈夫だもん!」「できるもん!」と言いたくなりますよね!

その点では、「やりなさい。」と指示していたところを、「やれるかなぁ?」という質問に変えただけでも効果はあるでしょう♪

秘密を打ちあけよう☆

興味を持ってもらうという点では、「内緒の話・ここだけの話」の効果は絶大です。
だから、どのテレビ局もワイドショーを放送してるんですよね。

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「秘密の共有」は、当然「ドキドキ・ワクワク」の素になります。

もっと欲を言うと、「相手にとってのメリットをこっそり伝える」と言う形になるのが理想的です。

「実を言うと、Bの方がお得ですよ」と言われてるのに、そのままAを買う人はほぼいないですよね。
「秘密の共有」による特別感は、人が動く理由としては十分です。

そのため、お子さんに働きかける際にも、「秘密の共有」を演出するということは、とても効果があります。

ただし、特別にしてあげられることなんて限りがあると思うので、ここは「秘密の共有の演出」という表現になります。

別に秘密にするような内容ではなくても、近くに呼んでコソコソ話にしたり、「この方法を知っている子はとても少ないんだよ。」と前振りをしたりということで、お子さんの目の輝き度合いは大きく変わってくるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

お子さんに興味・関心を持ってもらうためには、「ドキドキ・ワクワク」が必要です。

でも、興味を持ってもらいたいことや、やってもらいたいことは、楽しいことばかりではありません。

そんな時に使える手が、ここでご紹介した「不安を軽く呼び覚ます」ことと、「秘密の共有」です。

不安や秘密であれば、ここでご紹介したように表現方法で作り出すことができます。

「この方法を使うと、今までとは全然違ってびっくりしてしまうかもしれません。でも、この秘密の方法をあなたにだけ伝えます。」

このニュアンスを組み込んで、お子さんの目を興味・関心でキラキラにしてあげましょう!

この記事は、『心を上手に透視する方法』(トルステン・ハーフェナー、2011)から学んだことの記録です。

このブログでは、育児や対人関係で利用可能な心理学的な理論に基づくテクニックをご紹介しています。
ここでご紹介しているテクニックに大きく影響しているのは、その相手との関係性です。
どんな有効なテクニックでも、相手との信頼関係・良好な関係がなくては成り立ちません。
ここでご紹介しているテクニックは、ただ相手を「操作する」・「操る」ためのものではありません。
相手との信頼関係に基づいた上で、その関係をより良好に・スムーズにするための一工夫のための方法としてご利用いただけたら幸いです。