親しい人の悩みを聴いたり相談に乗ったりしていて、何を伝えても「どうせ‥」「でも‥」とネガティブな反応を返されたことはありませんか?
良かれと思ってフォローしても全否定。
話を聴くのも嫌になってしまいますよね。
そんな時に、相手に解決の糸口に気づかせてあげることができるかもしれない質問のテクニックがあります。
それは、『ミラクル・クエスチョン』です♪
作者の水希さんは、昼はカウンセラー、夜は銀座のホステスという異例な2足のわらじの方で、ホステスを始めた後でカウンセリングを学び、その後カウンセリングのクリニックも開いたのだそうです!
とても優しくわかりやすい文章で、より良いコミュニケーションのための様々な方法が説明されています。
ホステスだけでなく、コミュニケーションに苦手意識のある全ての人におススメできる本です♪
「もしも」の質問からヒントに気づいてもらおう
『ミラクル・クエスチョン』は、名前のとおり、奇跡が起こって問題が綺麗さっぱり解決した状態をイメージしてもらうテクニックです。
悩みがなくなったら、解決したら、どうなっているだろう?
自分はどんな行動をしているだろう?
周囲との関係はどうなっているだろう?
‥と、解決後を想像してもらいます。
すると、悩んでいる現在と理想とする未来のギャップが見えてきます。
このギャップの部分が、その人が埋めなくてはいけない部分ということになります。
具体的には、
「もしも、あなたの悩みが全部解決してしまっているとしたら、あなたはどんな毎日を過ごしていると思いますか?」
「朝起きたら、問題が全て解決しているとしたら、自身や周りはどうなっていると思いますか?」
といった質問をします。
「八方塞がり」と凝り固まった状態を外し、一気に問題が解決している未来に飛んでもらいます。
そしてポイントは、「いきなり」「唐突に」です。
落ち着いて論理的にやってしまうと「そんなことあるわけないし」で終わってしまいます。
愚痴や悩みをある程度聴いたら、いきなり質問して、未来に向かって外してあげしょう♪
いきなり、しかも現実離れした質問投げかけることで、相手のネガティブなペースを崩すことができます。
まとめ
『ミラクル・クエスチョン』をいきなり仕掛け、相手が「そうだなぁ‥」と考え出したらハマった証拠です☆
解決までたどり着けないと思い込んでいた人に対して、解決した状態をイメージさせることで、「解決から逆算して今何ができるか」を気づかせることができるでしょう!
人は、手も足も出ないと感じるとその場で立ち止まってしまいますが、何をすべきかが見えれば再び歩き出すことができます♪
悩んで立ち止まっている人がいたら、ぜひ、いきなり「もしも‥」と投げかけてみてください☆
この記事は、『銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方』(水希、2009)から学んだことの記録です。