遊び、テレビ、ゲーム‥
子どもには子どもの都合もあります♪
でも、やっぱりやるべきことはやって欲しいですよね?
こんな時に、お子さんが指示に従ってくれる確率を上げるちょっとしたテクニックがあります♪
著者はドイツでマインド・リーダーとして活躍されている方で、本のタイトルの通り、しぐさや言葉から相手を理解するためのいろいろな方法を紹介してくれています☆
また、相手を理解出来たら対策も取りやすくなるため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪
(1)名前を呼ぶ
お子さんに指示を出す際、名前もつけていますか?
名前を呼ばれるということは、案外嬉しいものです。
「ほかの誰でもなく、あなたに言っている」ということが明確に伝わるとよいでしょう。
「ちょっと手伝って。」を、
「(名前)、ちょっと手伝って。」に変えるだけです。
これだけですが、「手伝って欲しいのは誰でもいいわけではない」というメッセージが伝わります☆
(2)2つの指示を組み合わせる
2つの指示を組み合わせるとは、
「(指示)して、(指示)」という言い方をするということです。
参照している『心を上手に透視する方法』の著者トルステン・ハーフェナーは、マジックショーで観客にステージに上がってもらう時に、
「立ち上がって、どうぞ前に出てきてください。」
とお願いするそうです。
別に、「どうぞ前に出てきてください。」で通じる場面です。
これは、指示が小分けになってやりやすくなったということと、指示が2つになったことで流れに流されて応じてしまいやすくなったということです。
1つの指示にはハッキリと「No!」と言いやすいですが、「~して~」と言われると「…あぁ、OK」となりやすいということですね。
これは、1つの指示を小分けにするということですので、落ち着いて考えることと、練習を重ねれば、様々な場面で使うことができるテクニックです。
「洗面所に行って、手を洗いなさい。」
「子供部屋に行って、宿題をしなさい。」
「立ち上がって、お風呂に入りなさい。」などなど、1日の流れの中にも使うポイントは豊富にあります。
(3)理由を伝える
行動の理由を相手に伝えたほうが、理由を言わないでいるよりも相手の同意を得やすくなります。
コピー機を使った実験があります。
コピー機の列に並んでいる人に「急いでいるので、先にコピーを取らせてもらえませんか?」と理由をつけて依頼したところ、譲ってくれる確率が大幅に増加したそうです。
コピーの列に並んでいる人で、急いでない人なんています?
こんな当たり前のような理由でも、反応は大きく変わります。
つまり、大事なのは理由の中身ではなくて、「理由がある」ということです。
人間はなんでも疑ってかかる傾向があり、何にでも理由をつけたがります。
理由がないと「なんでだよ」と抵抗されることでも、理由があると「あぁ、そうなの」となりやすいということです。
まとめ
いかがでしたか?
子どもが指示に従う確率をアップさせるためのテクニック、それは…
(1)名前を呼ぶ
(2)2つの指示を組み合わせる
(3)理由を入れる
です☆
つまり、「手洗いうがいをしなさい。」を
「タケシ、インフルエンザが流行っているので、洗面所に行って手洗いうがいをしなさい。」に変えるということですね。
どうですか?変更後の方が「うん。あぁ、わかった。」
となりそうではないですか?
この記事を読んでいるアナタ!
効果があるので、立ち上がってお子さんに指示を出してみてください♪