「お子さんと上手にコミュニケーションが取れていますか?」
この質問に堂々と「Yes!」と答えられる方は少ないのではないでしょうか?
できている人でも堂々とは答えにくいですよね(苦笑)
そこで『子どもは「話し方」で9割変わる』の中に、親子のコミュニケーションが活性化するための条件について書かれていたので、ご紹介します。
「当たり前のことだけど、常に意識することは難しい」という内容だったので、忘れないようにしたいですね。
この記事は、『子どもは「話し方」で9割変わる』(福田健、2009)から学んだことの記録です。 著者の福田健氏は、言語科学研究所の指導部長・理事を歴任された後、株式会社話し方研究所を設立し、数々のセミナーの講師を務められています。 ついつい言ってしまうマズい声掛けや、心温まる理想的な声掛けなどを、事例を交えて軽快に説明されています。 子育てだけでなく、職場で部下と接するときにも有効な知識が満載です☆
コミュニケーションの定義
著者の福田健氏は、コミュニケーションについて、
お互いに、相手を認識し、理解し、尊重して行われる、メッセージの交換過程
と定義しています。
コミュニケーションの原則についての記事で書いたように、コミュニケーションは相手あってのものであり、相手・受け手へのリスペクトが大切であるということですね☆
親子のコミュニケーションを活性化させるための3条件
コミュニケーションは相手あってのものということが確認出来たら、親子の間で楽しく、生き生きとしたコミュニケーションが行われるための、相手との関係性についての条件を見ていきましょう。
(1)双方向性
今はもう、「黙っていてもわかる」という時代ではなくなり、情報を発信するということが大切になっています。
とはいえ、どちらかが一方的に情報発信していたら、それは指示や命令です。
お子さんに伝える・教えるだけでなく、子ども側の言い分も聞くというように、双方向のやり取りになっていることが重要です。
(2)水平性
親子とは言え、コミュニケーションをとる際の関係性としては上下は必要ありません。
上から目線にならず、対等な立場でやり取りを楽しむことが大切です。
(3)対面性
メールでも電話でもLINEでもなく、また、何かをしながらでもなく、「その瞬間・その場所での面と向かったやり取り」が大切ということですね。
3条件を意識したコミュニケーションを!
親子のコミュニケーションを活性化するための条件…
双方向性・水平性・対面性…
かみ砕くと、「お互いに・同じ立場で・面と向かって」といった感じでしょうか。
当たり前といえば当たり前ですが、常にしようと思ったら非常に困難ですね。
しかし、この3条件が揃っていれば、間違いなくコミュニケーションは活性化するでしょう☆
完璧にはできないかもしれませんが、知っていれば、意識もできるし反省もできます。
3条件が意識できているコミュニケーションの時間を少しずつでも増やしていきたいですね!
この記事は、『子どもは「話し方」で9割変わる』(福田健、2009)から学んだことの記録です。