勉強、片付け、丁寧な歯磨き‥
お子さんにして欲しいことは山ほどありますよね。
お子さんにやって欲しいことをやらせる時、その前に大人がしておくべきことがあります。
それは‥子供にさせようと思っていることを、「まずは大人がやる」ということです!
「うわぁ、耳が痛い」と思った方もいますよね?
でもこれ、やっぱりとても大切です☆
この記事は、『心を上手に操作する方法』(トルステン・ハーフェナー、2012)から学んだことの記録です。 『心を上手に透視する方法』の続編です。タイトルは刺激的ですが、相手を操作するためにはその人との良好な関係作りが非常に重要なため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪
やっぱり『見たこと』の影響が強い!
非言語のコミュニケーションの力は強大です!
参照している『心を上手に操作する方法』に、著者と観客とのこんなエピソードが紹介されています。
まず、「私と同じように手を挙げてください」と言って右手を挙げます。
そして、「『今です』と言ったら、すぐに手を下ろしてください。3・2・1‥」と説明しながら手を下げていきます。
すると、それを見ている観客のほぼ全員が手を下げてしまいます。
『今です』と言われる前なのに。
これは、非言語の視覚情報の影響の強さを示しています。
観客は、皆「『今です』と言われたら手を下げよう」と思っていたはずです。
なのに、目の前の人が手を下げたら、その視覚情報に引っ張られて手を下げてしまいました。
言葉で言うよりやって見せた方が効果があるということです。
説得するよりも、やって見せる
当然と言えば、当然なんですよね。
自分に置き換えたら、出来もしない人に指導されたら、「お前だって出来てないじゃん」って思いますもんね(苦笑)
子どもと大人では、忙しさは段違いです。
それは明らかです。
しかし、子どもはそれを考慮して自分を納得させる能力はありません。
だったら、大人が率先してやって見せるしかありませんね♪
子どもに片付けをして欲しかったら、自分も身の回りを綺麗にしておく、
時間を守って欲しかったら自分も時間を守る。
我が家の次男が「お兄ちゃんだってやってないじゃん!」と主張できるようになったのはいつだったんでしょうか・・・?
かなり小さい頃からこのセリフを聞いていた気がします。
「お兄ちゃんだってやってないじゃん!」と考えることが出来る力が備わっているのであれば、当然その頃から「大人だってやってないじゃん!」と考えることも出来ています。
「理不尽に対処する」ということは大人になるためには必要なステップですが、まだ必要なスキルではないし、小さなお子さんに親が理不尽を与える必要はありませんね☆
子どもと一緒に成長していこう♪
お子さんに何かをやって欲しかったら、言葉で指示を出すだけでなく、まずは大人がやって見せることが大切です。
視覚情報、『見たこと』の影響力は想像以上です。
言語情報と比べてもとても大きいです!
ただ、見方を変えれば、子どもがすべきことは、基本大人もした方がいいことです。
そこで、「自分の生活も良いものにするために、子どもと一緒にやる」という考え方も良いのではないかと思います。
子どもに勉強して欲しいと思ったら、自分も本を読んだりしましょう!
仕事に役立つアイデアに出会えるかもしれません☆
子どもに運動して欲しいと思ったら、自分も運動しましょう!
来年の健康診断の結果が良くなるかもしれません☆
子供と一緒に、自らも成長していきましょう♪
自分への戒めも込めた記事でした!
この記事は、『心を上手に操作する方法』(トルステン・ハーフェナー、2012)から学んだことの記録です。