ランチのお店や、予定のない週末にすることなど、さほど重要ではないけど決めなくてはいけない場面って、結構ありますよね?
そしてこのような場面では、いちいち議論するのも面倒なので、サッとこちらの提案を通してしまいたいと思いますよね♪
そんな時に使えるテクニックがあります!
ポイントは、「重要ではないということをアピールする」ということです☆
この記事は、『心を上手に操作する方法』(トルステン・ハーフェナー、2012)から学んだことの記録です。 『心を上手に透視する方法』の続編です。タイトルは刺激的ですが、相手を操作するためにはその人との良好な関係作りが非常に重要なため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪
脳は「重要ではない」ことには省エネで対応する
人間には、「省エネしたがる」という傾向が備わっています。
人間も動物です。
生き残るためには、無駄にエネルギーは使いたくないですからね。
できることなら省エネでいこうということは、動物に染みついた傾向と言えます。
この傾向の影響で、人は、「いつものこと」「重要ではないこと」と判断すると、そのことについてあまり深く考えなくなります。
そして、あまり深く考えなくなれば、こちらの提案に対して「じゃあそれでいいよ。」と賛成してくれる可能性がグッと上がります☆
カフェチェーンの「本日のコーヒー」はこの効果を利用しています。
「本日のコーヒーはキリマンジャロです。」と提案されれば、コーヒー豆によってそこまで味が変わるとも思っていない方なら「じゃあ、それで。」と注文してしまうでしょう。
これは、その人にとってはさほど重要ではない「コーヒー豆を選ぶ」ということを省エネできたということです。
「重要ではない」ということをアピールして、提案をサラリと通してしまおう♪
ここまでの説明のように、人は、「いつものこと」「重要ではないこと」と判断すると、あまり深く考えずに「じゃあ、それで。」と省エネな対応をします。
そのため、「重要ではない・どっちでもいい」ような場面では、オープンに聞くのではなく、「◯◯でどうですか?」と提案しても通りやすいでしょう。
また、提案してしまった方が早く決まることも多いでしょう。
なお、「いつものこと」「重要ではないこと」をアピールすることで、こちらの提案が通る可能性が上げるということも出来るでしょう☆
「いつものこと」「重要ではないこと」のアピールは、「前置き」ですることが一番やりやすいのではないでしょうか。
例えばランチのお店を提案する時に、「この辺りだったらどこのお店も大差はないですが‥」と前置きすると、「重要ではない」感が増しますよね。
書類を上司に確認してもらう時にも、「毎年この時期に行われている◯◯ですが‥」と付け足すと、「いつもの」感が高まります。
このように前置きで「いつものこと」「重要ではないこと」がアピールできれば、「じゃあ、それで。」と提案に応じてもらいやすくなります。
*「いつものこと」アピールが難しいときは、コチラの方法も試してみてください♪
まとめ
人は、「いつものこと」「重要ではないこと」と判断すると、そのことについてあまり深く考えなくるため、これを利用してサラリとこちらの提案を通してしまうことが可能になります。
ただし、これはさほど重要ではないことにしか使えません。
重要な事柄についてでは、省エネモードに入ってくれないでしょうし、「さっきのことだけど‥」と後から修正されるこもあるでしょう。
使うことが出来る場面を見極めなければいけませんが、使うことが出来る場面ではこの「重要ではない」アピールを積極的に使い、時間短縮で自分の提案を通してしまいましょう♬
この記事は、『心を上手に操作する方法』(トルステン・ハーフェナー、2012)から学んだことの記録です。