子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックを整理していきます♪

ネガティブな自己イメージをポジティブな自己イメージに入れ替えよう☆:スウィッシュの活用

気持ちや気分がパフォーマンスに影響するということがわかっていても、上手く気持ちを切り替えることは難しいですよね。

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そんな時に、ぜひ試してみてほしいテクニックがあります。

 

それは、『スウィッシュ』です☆

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この記事は、『メンタリズムの罠』(ダレン・ブラウン、2006)から学んだことの記録です。 著者のダレン・ブラウンはイギリスで超有名なメンタリストで、この本の日本語訳はメンタリストのDaiGoさんが担当されています。 DaiGoさんは、この本のことを「メンタリズムの教科書」と評しており、マジック・記憶・催眠・無意識のコミュニケーションなどメンタリズムの基礎となるであろう事柄が幅広く網羅されています。 ショーを行うための技術だけでなく、一般の人の日々の生活の中でも活用できる知識の宝庫です☆

『スウィッシュ』って何?(1)

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 『スウィッシュ』とは、数学者のリチャード・バンドラーと言語学者のジョン・グリンダーが開発した神経言語プログラミング(NLP)の技法の1つです。

 

参照している『メンタリズムの罠』の中で著者のダレン・ブラウンは、NLPについて、

エリクソンら成功しているセラピストに着目し、それらのセラピスト達の戦略を抜き出し、同じような成功を収めたいという人たちに教えられるようにしたもの。

コミュニケーションと自己変革を扱う大掛かりな訓練プログラム

 と説明しています。

 

またダレン氏は『スウィッシュ』について、

これが自己改革のすべての解決法になるわけではないが、もしちゃんと座って通してやってみる手間を取れば、とても効果的かもしれない。

 と述べています。

 

私自身の考えも、ダレン氏と同じようなもので、

「NLPについては、その効果が疑わしかったり、広大な産業のようにもなっていますが、自分にとって効果があるテクニックなら使っていけばいいんじゃない?」というスタンスです。

『スウィッシュ』についても、効果がなかったとしても副作用のようなものがあるテクニックではないので、イメージトレーニングの手法の1つとして試してみて、自分にとってやり易いと感じたら取り入れてもらえればと思います。

 

『スウィッシュ』って何?(2)

 『スウィッシュ=swish』を辞書で引くと、

・ヒューっと音を立てる

・ヒューっと動く

・さっと動かす

・シューッ(ヒュッ)という音(動き)

*goo辞書

 と出てきます。

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そしてNLPにおける『スウィッシュ』は、「良い・ポジティブなイメージをサッと・シュッと持ってきて、悪い・ネガティブなイメージと変えてしまう」というようなことです。

 

『スウィッシュ』の方法

(1)良い・ポジティブな自己イメージをイメージする

 まず初めに、良い・ポジティブな・理想の状態をイメージします。

この時イメージするのは、あり得ないような理想の状態ではありません。

現実的な範囲内だけど、現状よりも良い・理想的な状態です。

 

そしてその中で、自分がどんな状態になっているのかも鮮明にイメージします。

どんな部分が今より良くなっていますか?

その状態になって、どんな行動をしていますか?

周りとどの様な関わりを持っていますか?

 

見ていてワクワク・ドキドキしてくるような、自分と自分の周りのイメージを、鮮明に具体的に描いてください。

 

(2)良い・ポジティブな自己イメージを固める

 (1)で描いた良い・ポジティブな絵を、より強く、固めていきます。

『メンタリズムの罠』では、次のような方法が紹介されています。

 

・描いたイメージを映画館の巨大スクリーンに映す。

・色を鮮やかに、強烈にする。

・絵を自分の近くに引き寄せる。

・絵に躍動感を与えて絵からはみ出させる。

・絵に合った、自信を溢れさせてくれるBGMを付ける。

 

その他にも、描いたイメージがより良く・より具体的になるものはなんでも加えます。

友人の歓声や、尊敬している人からの賞賛なども取り込み、描いたイメージに浸ってください。

 

(3)良いイメージを切り替える準備をする

 良い・ポジティブなイメージにシュッと切り替えるために、描いたイメージをセットします。

 

『メンタリズムの罠』では、その方法として巨大投石器が使われています。

描いたスクリーンのように大きなイメージの4隅に、太くて大きなゴムを取り付け、そのゴムをグーッと伸ばしていき、自分が狙われているような状態をイメージします。

 

(4)現状・ネガティブな自己イメージをイメージする

 セットされた良いイメージはセットしたままにしておいて、目の前に現状の自分を描きます。

嫌な気持ちを引き起こしたり、自信をなくさせるような自分についてのイメージです。

セットされているポジティブなイメージによって塗り替えられる、Beforeのイメージですね。

自分の嫌いな部分から目を逸らさずにしっかりと思い浮かべます

 

(5)ネガティブなイメージをポジティブなイメージに切り換える

 目の前に描いたネガティブな現状のイメージを、セットしてあるポジティブなイメージに切り換えます。

 

目の前にあるネガティブなイメージを素早く無に縮小して、同時に投石器を放ってポジティブなイメージを自分の目に前に拡大します。

 

勢いよくポジティブなイメージを持ってくることで、ネガティブな気持ちも吹っ飛ばしてしまうようなイメージです。

 

(6)(3)〜(5)を5回くらい繰り返す

 ポジティブなイメージが定着するように、(3)〜(5)を繰り返します。

 

この時に注意点があります。

それは「変化は一方通行」ということです。

 

繰り返す際に、ポジティブな方向への変化を巻き戻して再生するような繰り返し方をすると、ポジティヴ→ネガティブという変化もあるということが刷り込まれてしまいます。

 

そのため、良い自己イメージをもう一度遠くに準備するというイメージで、変化はネガティブ→ポジティブの一方通行にしか起こらないという形にしなくてはなりません。

 

ネガティブなイメージが浮かんだ時に、自動的にポジティブなイメージが飛び込んでくるようになれば完成です☆

 

自分にとってシックリくる方法で!

今回は参照している「メンタリズムの罠」に沿ってご紹介させていただきました。

『スウィッシュ』は、実施法のパターンは当然確立されていますが、具体的な方法はそれぞれがやり易いように自分なりの方法を見つけていくことになります。

例えばイメージを切り替える方法は、映画館のスクリーンに映し、ネガティブなイメージを小さくしていき、同時にポジティブなイメージを映して拡大していくと紹介されている場合もあります。

また、イメージを強める時にも、イメージと音を組み合わせた方がいい人もいれば、香りを組み合わせた方がシックリくる人もいたりします。

自分にハマる方法を模索していただければと思います。

 

基本パターンは、

①ポジティブな状態をイメージ

②ポジティブな状態のイメージを強く確立し、セットする

③現状を思い浮かべる

④現状とポジティブなイメージをサッと・シュッと入れ替える

⑤②~④を繰り返す

です☆

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そして、その際のポイントは

・イメージは実現可能な範囲のもので

・五感も活用しながらイメージを鮮明に

・時間の流れはネガティブ→ポジティブの一方通行で

です♪

 

なお、『スウィッシュ』はイメージトレーニングの具体的な実施方法の一つという捉え方もできると思います。

つまり、気持ちの持ちようが非常に重要です。

イメージというものを使う段階で向き・不向きや合う・合わないということは起こります。

しかし、「どうせ効果がない」と思いながら試したら、絶対に効果はありません

 

まずは1回、騙されたと思って試してみてください!

この記事は、『メンタリズムの罠』(ダレン・ブラウン、2006)から学んだことの記録です。

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