「今のままでは…」、「こんなもんじゃない…」。
「もっと成長したい」と感じていたり、やりたいことや挑戦したいことがあったり。
だけど、そう思いながらもなかなか動き出せないという方は多いのではないでしょうか?
そんな時、毎日の1分間の積み重ねでなりたい自分に近づくための方法があります☆
『本気で変わりたい人の行動イノベーション』で大平信孝氏が提案している『1分間行動イノベーション』です♪
この記事は、『本気で変わりたい人の行動イノベーション(大平信孝、2014)』から学んだことの記録です。著者の大平信孝氏は、「目標実現の専門家」として活躍するメンタルコーチで、脳科学とアドラー心理学を組み合わせた『行動イノベーション』の開発者です。目標に繋がる行動を選び、それを継続するための方法が丁寧に書かれています☆オリンピック選手、トップモデル、ベストセラー作家などを目標実現に導いた方法を、ぜひ体験してください♪
1分だから続く、1分で十分効果がある
『1分間行動イノベーション』…。
「これだけで痩せる!」みたいなダイエット法のようにも聞こえますが、1分には理由があります。
1つ目の理由は、「1分だから続く」ということです。
一般人であれば、1日の生活の中から1分を捻出できないということはあり得ません。
そのため、初めから1分で作られていれば、「忙しいからできない」という言い訳を無効化できます。
もう1つの理由は、「1分で十分効果がある」ということです。
継続することができるのであれば、たった1分でもその積み重ねの力は偉大です。
大平氏はイチロー氏の言葉を引用しています。
小さいことを重ねることがとんでもない所に行くただ1つの道だ。
1分間の積み重ねが、とんでもない変化を生み出します!
50秒セルフトーク
1分間行動イノベーションは2つのパートに分かれています。
1つ目は『50秒セルフトーク』です。
50秒間、セルフトーク、つまり自問自答のようなことをするということです。
そして、自分の中でどんな会話をするのかというと、「本当はどうしたい?」と言うことを自分に問いかけます。
この「本当はどうしたい?」という質問は、思い込みを一瞬にして取り払ってくれる質問です。
この質問によって、「どうせ無理だし…」のように理性で隠してしまっていた自分の気持ち・考えを引き出します。
この『50秒セルフトーク』をする際のコツは、続けざまにどんどん質問していくことです。
次々に質問していくことで、連想を掘り下げていきます。
著者の大平氏は、そのための便利な言葉として「例えば?」と「他には?」をお勧めしています。
セルフトークで出た答えが、少しぼんやりとしていたら、「例えば?」を使って具体的にしていきます。
そして「例えば」で出尽くした感があったら、「他には?」を使って今までのお話に近い他のことに話を展開していきます。
「例えば?」で縦に掘り下げていき、「他には?」で横に展開していくという感じです。
また、実施するタイミングとして理想的なのは、「朝起きてからの10分以内」と「夜眠りに就く前の10分以内」です。
特に大切なのは「寝る前」で、その理由は、
脳というのは、「眠りに就く直前のイメージを、就寝中に繰り返し再生する」という特性があるから
だそうです。
「寝る前」に「本当は?」と考えて、なりたい自分の姿をイメージできたら、寝ている間ずっとそのイメージを繰り返し再生するということですね♪
これはなりたい自分に近づけそうですね!
とはいえ、最初からセルフトークが上手くできる人は少ないと思います。
最初から答えが出てくるものではないと思います。
でもそれで全く問題ありません♪
セルフトークを繰り返しているうちに、自然と答えを探すようになってきます。
この、自然と答えを探すようになることが大切です☆
とにかく問い続けます。
くだらなくても、ちっぽけなことでも、否定しない。
小さな変化に気づき、認め、また続ける。
このようなことが大切です。
毎日50秒間「本当はどうしたいか?」と考えることを積み重ねると、「実際に起こった本当の自分に近づけそうなポイント」で、本当の自分に近づくことができる行動を選択をすることができるようになっていきます。
例えば、毎日海外留学についてセルフトークをしていたら、駅で困っている外国人を見かけた時に声を掛けることができたりしそうですよね☆
毎日セルフトークを繰り返すことで、本当になりたい自分の姿がイメージできると、数ある選択肢の中から理想の自分に近づく選択をすることができるようになっていきます♪
可能性を拡げる、自ら手繰り寄せるということができるようになります!
10秒アクション
『50秒セルフトーク』だけで十分効果がありそうですが、『1分間行動イノベーション』なので、あと10秒残っています。
『50秒セルフトーク』に続くもう1つの部分は『10秒アクション』です。
『10秒アクション』は、「自分の望む姿に近づくための10秒でできるアクションを起こす」ということです。
実行する行動は、望む姿とものすごく遠くても、小さな事でも問題ありません。
大切なことは、セルフトークにより気づきを得た直後に動き出すということです。
海外移住が目標の人が「ハワイ」と付箋に書くとか、スリムな体型を取り戻したい人がお腹をキュッと引っ込めるとか、そのぐらい遠くて、小さなことで構いません。
『10秒アクション』には、どのような効果があるのでしょうか?
『10秒アクション』は、とにかく10秒でできることを考えるため、考え込む前に「1つ行動をした」という実績を作ることができます。
しかも、そもそも10秒では大したことはできないため、行動に移したことは必ず成功します。
これが小さな成功体験になります☆
そして、『50秒セルフトーク』で望む方向をイメージした直後なので、ワクワクした状態で、目的に直結した行動を1つ取ることになります。
このように、『10秒アクション』は「やる度に1つ望ましい状態に繋がる成功体験を積む」ということになります♪
そしてこの小さな成功体験の積み重ねが、日々の生活に波及していきます♪
ある部分の行動が変化したら、変化はその部分に留まるということはありません。
望む方向に、行動はどんどんつながっていきます☆
例えば、「留学したい」と言う気持ちに気づいて『10秒アクション』で「LA!」と叫んだ人は、その日の仕事帰りに、帰り道にある本屋で英会話の本を買うという行動を実行できるかもしれません。
本を読んでみたら、実際に旅行に行きたくなるかもしれないし、載っていた現地の料理を作ったりするかもしれません。
1つ変化が起きると、自然に先へ先へ望む方向に進んでいくでしょう☆
『1分間行動イノベーション』は、最強の初めの一歩!
『1分間行動イノベーション』は、「本当はどうしたいのか?」と自問自答する『50秒セルフトーク』と、その結果出た望ましい方向に近づく行動をとる『10秒アクション』からなります。
これを夜寝る前と朝起きた時に繰り返していくことで、望ましい方向への大きな変化を生み出します☆
「大きな流れを引き寄せる」という感じでしょうか♪
大きな流れに繋がる小さな行動について、著者の大平氏は
振り返ってみると、必ず最初の一歩があるということです。
小さな一歩は、「無」から「有」を生み出す、とても大事なものなのです。
と述べています。
今成功している人や、夢を実現させている人たちは、自分の目標を常に意識し、その目標に近づく行動を選び続けてきた人たちではないかと思います。
トップアスリートのドキュメンタリー番組などでは、少年時代の日記なんかがよく紹介されますが、とても具体的な将来のヴィジョンが描かれていたりしますもんね。
この『一分間行動イノベーション』は、成功者が自然にやっていた毎日の生活との向き合い方を、誰でも取り入れることができるようにパッケージ化してくれたものだと思います。
『一分間行動イノベーション』は、望ましい方向への大きな流れを生む「最強の初めの一歩」となり得るのではないでしょうか!
この記事は、『本気で変わりたい人の行動イノベーション(大平信孝、2014)』から学んだことの記録です。