本日も豆知識ショート記事です♬
個人の行動を評価する時、状況の外的な要素より、内的な気質的要素を優先させる傾向のことを『基本的帰属の誤り』と言います。
つまり、「その人の努力が足りない」となりやすく、環境要因などが軽視されがちなので、注意が必要です☆
この傾向は、欧米の方達と比べても強いように感じます。
失敗や負けた理由を聞かれたときに、環境=周りの要因を答えたら、「人のせいにするな!」とか怒られそうですもんね(^^;
確かに、何でも周りのせいにしていたら成長はしません。
しかし、周りを変えることの方が簡単で効率が良いような場面もたくさんあると思います。
例えば、団地暮らしで外から子どもたちの遊ぶ声がもの凄く聞こえてくる中で受験勉強していたとして、騒音に負けない強い集中力を身につけるという方向で頑張ろうとしたら、とても大変だと思います。
こんな時は、耳栓を買ったり、図書館に行ったりした方が絶対効率がいいですよね♪
その人個人の要因と、状況・環境的な要因を、フェアに見て評価してあげましょう☆
「基本的帰属の誤り」に気をつけなきゃと思った方は、コチラの詳しめの記事もどうぞ♪
この記事は、『瞬間説得~その気にさせる究極の方法~』(ケヴィン・ダットン、2011)から学んだことの記録です。
著者のケヴィン・ダットンはロンドン生まれの心理学者で、「社会的影響」研究の第一人者です。
本の中では社会的な影響力を利用して相手に思わず「Yes」と言わせてしまうテクニックが数多く紹介されています。
詐欺師も使えるようなテクニックですが、お子さんや部下を望ましい方向に(エゴではなく)導いてあげたいときなどにも有用なヒントが豊富に含まれています☆