本日の豆知識は、「こんな時には判断ミスをしやすくなりますよ!」というお話です♬
脳にじっくり考えさせよう☆
脳は楽をしたがる!
人間の認知機能には直感的でスピードの速いシステム1と論理的でスピードの遅いシステム2があります。システム1がエラーをしてシステム2がそれを修正しないときに、人間は不合理な判断をします。
脳を使うということは、もの凄くエネルギーを使います。
なので、脳はなるべく省エネ、つまりシステム1で片づけようとしてしまいます。
システム1が仕事が早いけどちょっとテキトーな社員、システム2が係長のような感じでしょうか。
社員がミスをしても、係長が気づけば、修正されます。
でも時々、「係長、自分やっておくんで大丈夫っすよ!」「そう?じゃぁ先に上がるよ、お疲れ。」みたいな状況が起こり、そんな時にミスが生じるということですね。
そして、脳内のシステム2係長が「じゃぁやっといて」と任せがちになるのが、「よくあること」 「大したことないこと」と判断した案件です。
ただ反面、全部をシステム2係長に確認してもらっていたら業務は滞ります。
脳内も組織内も、スピードとよく考えることのバランスは重要で難しいですね(^^;
この記事は、『図解de解説 行動経済学入門』(ハワード・S・ダンフォード、2013)から学んだことの記録です。近年注目が高まっている行動経済学☆行動経済学は、これまでの「人間は効率的に動く」という経済学的な考え方を発展させ、人間の不合理な行動を解明するための研究が蓄積されています。・・・ということは、行動経済学には、「やった方がいいのにやらない」「やらない方がいいのにやっちゃう」といった人間の不合理な行動を改善するためのヒントが詰まっているということですね♬著者の播摩氏は、アナウンサーとして勤務後に心理学やコーチングを学んで独立し、コーチや研修講師として活躍されている方です。部下やお子さんの目標達成をサポートするためのコミュニケーション方法がとても分かりやすく解説されています♪