子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックをご紹介します♪

子どもが「するな」と言ってるのにしちゃう理由☆

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本日の豆知識は、「お子さんが「~するな」と言ってもしちゃうのは、こんな理由からなんですよ☆」というお話です♬

 
Point!

指示は「~しよう」で☆

その言葉をイメージするだけで・・・

次の言葉を10回言ってみてください。

 

「梅干しをイメージするな」




では、次の言葉も10回言ってみてください。

「梅干しをイメージしよう」



どちらも、梅干しをイメージして口の中がキュ~ンとなりませんでしたか?

 

後で「するな」と否定しても、結局梅干しをイメージしてしまいます。

 

ということは、

「失敗するな」

「遅刻するな」

「忘れ物するな」

「ジュースをこぼすな」

「ごみを散らかすな」

 

このような否定形を使った指示は、してほしくない状態をイメージさせてしまっています

イメージしてしまったら、その方向に身体は動いてしまいます

 

「~するな」ではなく「~しよう」という肯定的な声掛けをして、良いイメージの方向に動いてもらいましょう☆

この記事は、『実践!PEP TALK』(浦上大輔、2019)から学んだことの記録です。 「ペップトーク」はスポーツ映画などでよく見る、監督やコーチが選手を激励するスピーチのことです。 著者はペップトークの日本での普及に非常に尽力されている方で、この本には、様々な場面で使えるペップトークの作り方や、日々のコミュニケーションで使えるペップトークの基本スタンスがとても分かりやすく書かれています。 先生、監督、コーチ、親…誰かを指導することがある全ての人に読んでいただきたい本です!

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どんな有効なテクニックでも、相手との信頼関係・良好な関係がなくては成り立ちません。
ここでご紹介しているテクニックは、ただ相手を「操作する」・「操る」ためのものではありません。
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