本日の豆知識は、「自分が持っている物の価値の判断は間違えやすいですよ☆」というお話です♬
保有効果☆
行動の起こしにくさにもつながる!
『保有効果』は、自分が所有している物の価値を高く見積もってしまう傾向のことです。
車の下取り、メルカリ、ヤフオク・・・
自分の予想より高く引き取ってもらったことがある人は、少ないのではないでしょうか?
自分の持っている物の価値が低いということは、心にはダメージなので、「自分の持っているものは価値あるものだ」と思おうとする『保有効果』は、自分の心を保つためにも必要な心のクセです。
しかし、この『保有効果』という心のクセが原因で、今持っている物を手放しにくくなるということにもなります。
もうちょっと拡大解釈すると、新しいものにチャレンジしにくくなる、現状を変えようとしにくくなるということです。
『保有効果』も、ここまでたまにご紹介している「心のクセ」カテゴリーのものと同様で、起こさなくすることはできません。
しかし、知識があって自覚が出来ていれば、気づいて修正することはできます。
今持っているもの、今の状況については冷静に判断にしたいですね☆
この記事は、『図解de解説 行動経済学入門』(ハワード・S・ダンフォード、2013)から学んだことの記録です。近年注目が高まっている行動経済学☆行動経済学は、これまでの「人間は効率的に動く」という経済学的な考え方を発展させ、人間の不合理な行動を解明するための研究が蓄積されています。・・・ということは、行動経済学には、「やった方がいいのにやらない」「やらない方がいいのにやっちゃう」といった人間の不合理な行動を改善するためのヒントが詰まっているということですね♬著者の播摩氏は、アナウンサーとして勤務後に心理学やコーチングを学んで独立し、コーチや研修講師として活躍されている方です。部下やお子さんの目標達成をサポートするためのコミュニケーション方法がとても分かりやすく解説されています♪