本日の豆知識は、「新しいことにチャレンジすることを防いでしまう理由の1つに、こんな特性がありますよ☆」というお話です♬
損するのは嫌だ!
損失回避性☆
私たちは利得よりも損失を重大に見る傾向があります
負けたら1,000円損をするゲームがあったとして、あなたは、勝った時にいくらもらえるなら参加しますか?
多くの人は2,000~2,500円もらえないと、参加しないそうです。
つまり、損する分の倍ぐらい得をしそうなものでないと、やろうとしないということです。
これも、原始時代から続く特性なんじゃないかなぁと思います。
原始時代だったら、「損」=「死」なので、五分五分の勝負では割に合わないですよね(^^;
そして、この傾向は、新しいことに挑戦することを防いでしまう理由の1つになります。
「新しいこと」=「変化」です。
「変化」すると、「損」するかもしれません。
「損」に重きを置いてしまうと、よほどの良いことが見込めない限り、新しいことができなくなってしまいます。
「もっと勝負しようぜ!」とお勧めしているわけではありませんが、こういう特性があるということを理解・自覚していることは、何かに挑戦しようと思ったときには役に立つと思います♬
この記事は、『図解de解説 行動経済学入門』(ハワード・S・ダンフォード、2013)から学んだことの記録です。近年注目が高まっている行動経済学☆行動経済学は、これまでの「人間は効率的に動く」という経済学的な考え方を発展させ、人間の不合理な行動を解明するための研究が蓄積されています。・・・ということは、行動経済学には、「やった方がいいのにやらない」「やらない方がいいのにやっちゃう」といった人間の不合理な行動を改善するためのヒントが詰まっているということですね♬著者の播摩氏は、アナウンサーとして勤務後に心理学やコーチングを学んで独立し、コーチや研修講師として活躍されている方です。部下やお子さんの目標達成をサポートするためのコミュニケーション方法がとても分かりやすく解説されています♪