本日の豆知識は、「こうした方が賛成してもらいやすいですよ☆」というお話です♬
なるべく動かさない☆
ココにも省エネしたがる人間の特性の影響が♬
政策についての賛成・反対を問う場面で、2種類の投票用紙を用意するとします。
A:賛成の人は記入欄に〇をつけてください。
B:反対の人は記入欄に✕をつけてください。
この政策が通りやすいのはどちらの方法でしょうか?
通りやすいのはBです☆
人には、最初のままの状態を好む傾向、なるべく変わりたくない傾向があります。
これを、『初期値効果』と言います。
何も書いていない投票用紙に記入をするということは変化になります。
そのため、『初期値効果』によれば白紙が多くなります。
このことから、投票用紙に「✕がついていなければ賛成」=「何もしなければ賛成」とした方が、案は通りやすくなります。
うちの子も最近、「やりたい人は手を下げて~」という技を覚えたので、手が離せなくて一緒にやってあげられないときには、めんどくさいけど手を挙げています♩
この記事は、『図解de解説 行動経済学入門』(ハワード・S・ダンフォード、2013)から学んだことの記録です。近年注目が高まっている行動経済学☆行動経済学は、これまでの「人間は効率的に動く」という経済学的な考え方を発展させ、人間の不合理な行動を解明するための研究が蓄積されています。・・・ということは、行動経済学には、「やった方がいいのにやらない」「やらない方がいいのにやっちゃう」といった人間の不合理な行動を改善するためのヒントが詰まっているということですね♬