本日の豆知識は、「計画を立てる時の期間の設定はこうしましょうね☆」というお話です♬
順調にいかない前提で計画を立てよう☆
順調すぎる計画は、柔軟性がない!
何かの計画を立てるとき、人は最もうまくいった場合を基準にしがちです。
そうしてしまうと、イレギュラーな事態が起こったり、つい甘えが出たりするとズレが生じ、そのズレが積み重なって大きくなってしまうと、どうでもよくなってしまいます。
アメリカの大学で、論文の執筆する学生に、「最も順調に進んだ場合にかかる期間」と「最も手間取った場合にかかる期間」を質問した研究があります。
「最も順調な場合」の平均は27.4日、「最も手間取った場合」の平均は48.6日でしたが、実際に論文執筆にかかった期間の平均は、「最も手間取った場合」の予測よりも長い55.6日だったそうです。
計画を立てるときは、「最も順調な場合に倍近くかかる」と捉えるぐらいがちょうどいいかもしれませんね☆
この記事は、『図解de解説 行動経済学入門』(ハワード・S・ダンフォード、2013)から学んだことの記録です。近年注目が高まっている行動経済学☆行動経済学は、これまでの「人間は効率的に動く」という経済学的な考え方を発展させ、人間の不合理な行動を解明するための研究が蓄積されています。・・・ということは、行動経済学には、「やった方がいいのにやらない」「やらない方がいいのにやっちゃう」といった人間の不合理な行動を改善するためのヒントが詰まっているということですね♬