本日の豆知識は、「人間にはレッテルを張ってしまうクセがあるので気をつけましょう♬」というお話です☆
白黒はつかない!
人は、自分と出会った対象を瞬時のうちに二分化して捉え、どちらかの組のレッテルを貼る、という働きがあるようです。
これは、危険がいっぱいの原始時代から続いている人間の性質です。
危険がいっぱいの状況では、瞬時に判断しなくてはいけないことがたくさんあります。
安全/危険、勝てる/勝てない、などです。
現代の日本では、生命の危険はそんなにないと思いますが、この二分化してどちらかのレッテルを張ってしまう傾向は残ってしまっています。
パッと考えて思いつくのは、誰かのことを「良い人/嫌な人」で分けてしまうということです。
だいたいの人には良い面も悪い面もあるはずです。
でも、一旦良い人のレッテルを貼った人の良くないことは多めに見れたり、反対に嫌な人というレッテルを貼った人の良い部分を認められなかったりということはありそうです。
また、何か良くないことがあった時に、「自分は良かったのか、悪かったのか」ということも二分化して考えがちだと思います。
そして、悪い側に入りそうな時には、誰かのせいにしたり、逆切れしたりしがちです。
これも、100%悪いとか良いとかということはないと思いますが、こうなりがちですよね。
二分化は、人間がどうしてもしてしまう心のクセのようなものの1つです。
なので、二分化をしないようにするということは難しいです。
でも、このことを知っていれば、その後で気づいてすぐに修正することはできます。
特に、ピンチなとき、心身が脅かされている時には二分化が起こりやすいということは憶えておきたいですね☆
この記事は、『子育てコーチングの教科書』(あべ まさい、2015)から学んだことの記録です。著者のあべ氏は、コーチとして活躍しながらお子さんを育てられた経験をお持ちで、ご自身の子育てエピソードとコーチングの理論・テクニックを結びつけ、それをとても分かりやすく親しみ深い表現で説明してくださっています。子育てあるあるに共感しながら読み進めているうちに、コーチングの基礎を理解できてしまいます♬