子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックをご紹介します♪

子どもの要求に応えられないときは☆

f:id:YUKAHISA:20210515110027j:plain
今回は、「お子さんの要求に応えられない時には、こんなふうにしてあげましょう♪」というお話です

Point!

親まで壁にはならないであげて!

親は支える側!

くじ引きとか、順番待ちとか、お店に行ったら休業日だったとか、色々あると思いますけど、お子さんにどれだけ要求されても、喚かれても叶えてあげることができないことってありますよね?

「だから、無理なんだって!」という場面です。

 

そんな時、どうしていますか?

 

子どもの欲求を、どうしても受け入れることができないとき、大人は緊張し、心が硬くなる。子どもの前に立ちはだかる壁のようになっている自分に気づく。しかし、私は壁ではない。どうしてもできない、という事実の壁の前で、それをどうやって受け入れようか混乱している子の支え手である。こんな当たり前のことに立ち戻るのにも努力がいる。

 お子さんの前に立ちはだかる壁の前で、壁側の味方になって、「そうだ、そうだ!無理だ!」と一緒にやってしまっているような状況になりがちですよね。

 

しかしこれは、「北風と太陽」の北風みたいなもので、お子さんをより頑固に、頑なにさせてしまいます。

 

願いを叶えてあげることはできないけど、「願いを叶えたかった」というお子さんの気持ちに共感し、お子さんがその事実を受け入れるまでそっと支えてあげたいですね。

 

このブログ、「言うは易し」なお子さんと関わる際のポイントをご紹介することが多いですが、今回はピカイチ「言うは易し」な、実際やろうと思ったら難しい内容だと思います(^^;

 

でも、お子さんがこのようなどうすることもできない場面を乗り越える経験を重ねることが、その後の気持ちを落ち着けて前向きに進んでいくスキルに繋がっていくと思います☆

この記事は、『子育てコーチングの教科書』(あべ まさい、2015)から学んだことの記録です。著者のあべ氏は、コーチとして活躍しながらお子さんを育てられた経験をお持ちで、ご自身の子育てエピソードとコーチングの理論・テクニックを結びつけ、それをとても分かりやすく親しみ深い表現で説明してくださっています。子育てあるあるに共感しながら読み進めているうちに、コーチングの基礎を理解できてしまいます♬

このブログでは、育児や対人関係で利用可能な心理学的な理論に基づくテクニックをご紹介しています。
ここでご紹介しているテクニックに大きく影響しているのは、その相手との関係性です。
どんな有効なテクニックでも、相手との信頼関係・良好な関係がなくては成り立ちません。
ここでご紹介しているテクニックは、ただ相手を「操作する」・「操る」ためのものではありません。
相手との信頼関係に基づいた上で、その関係をより良好に・スムーズにするための一工夫のための方法としてご利用いただけたら幸いです。