本日も豆知識ショート記事です♬
アドバイスを求められたのでアドバイスしたのに、
「でも・・・」「だけど・・・」とアドバイスを採用してもらえないことってありませんか?
「アドバイスを求める」という形になっているけど、アドバイスを求めていないという人は多いです。
そのような人は「それでいいよ」と背中を押してほしかったり、自分の答えを確認したいんです。
アドバイスを求められたら、アドバイスする前に「あなたはどう考えているの?」と1回聞いてみると良いと思います。
↑教科書的には、こんな感じです。
でも、「あなたはどう考えているの?」って聞きにくいと思います。
背中を押して欲しいだけの人も、自分でもアドバイスを求めていると思っていますし。
私がよく使う方法その1は、考えながら、状況を整理するというものです。
「う~ん、〇〇だと△△なんだねぇ・・・。」
みたいに状況を整理していると、何かしら相手が話し出したりしてくれます。
その中で、「この意見の背中を押して欲しいんだな」というものが出てきたら、それに賛成して背中を押してあげます。
私がよく使う方法その2は、もう少し踏み込んで背中を押してほしい内容を聞くというものです。
「そうかぁ・・・。何か、こうやったらいいのかもみたいにちょっとでも思いついていることとかある?」のような。
聞いていることは「あなたはどう考えているの?」と同じなんですが、「あなたはどう考えているの?」は「あなたの意見を言ってごらんなさい♪」みたいなキツイ言い方だと思うので、それをいけるところまでやわらかくするように頑張ります。
この質問によって、「こんな感じかなぁと思ってるんだけど・・・。」のような背中を押して欲しいポイントが出てくれば、それに賛成して背中を押してあげます。
2つの方法に共通しているポイントは、「考える・悩む」ということを挟むということです。
「考える・悩む」を挟むことで、アドバイスをする/されるという構図から、一緒に解決するという構図にシフトさせることができます。
アドバイスを求められたからといって、誠実に頑張ってアドバイスしようとする必要はない場合も多いと思います。
思春期のお子さんなんかは、「分かんないから聞いてるじゃん!」って怒ったりするかもしれませんが(;^_^A
この記事は、『今すぐ使える!コーチング~プロコーチだけが知っているとっておきの方法~』(播摩早苗、2017)から学んだことの記録です。著者の播摩氏は、アナウンサーとして勤務後に心理学やコーチングを学んで独立し、コーチや研修講師として活躍されている方です。部下やお子さんの目標達成をサポートするためのコミュニケーション方法がとても分かりやすく解説されています♪