メソメソ、シクシク‥
落ち込んだ気持ちの人と同じ空間にいるときって、どうしたらよいのかわかりませんよね?
何とかその人の力になりたいと思っても、どうやって声を掛けたらいいか‥
そんな時、少しずつ相手を誘導し、最終的には気持ちを切り替えてしまうテクニックがあります☆
それは、『ペーシング』から『リーディング』に持っていくという方法です♪
この記事は、『心を上手に操作する方法』(トルステン・ハーフェナー、2012)から学んだことの記録です。 『心を上手に透視する方法』の続編です。タイトルは刺激的ですが、相手を操作するためにはその人との良好な関係作りが非常に重要なため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪
ペーシングの延長でリーディングしよう!
相手の気持ちを切り替えようと思ったら、まずは丁寧なペーシングが必要です。
ペーシング(ペース合わせ)については、こちらの記事をご覧ください。
落ち込んだ相手をこちらのペースに乗せようとしても、乗ってはくれません。
こちらがペースを合わせ、迎えにいきましょう♪
姿勢・身振り・スピード・話し方など、慎重にペーシングを行なっていきます。
ペーシングによって相手と完全にシンクロしたら、ここからリーディングに持っていきます。
こちらの望む方向に導くリーディング
リーディングは、lead(リード)=導く が基になっている言葉です。
ペーシングによってシンクロした相手は、無意識にこちらの身振りやスピードに合わせるようになります。
これを、相手とは違う動きをしながら確認していきます。
相手が同じ動きをしなくなったら、またペーシングに戻ります。
これを、望む動きをする準備が整うまで繰り返していきます。
相手がこちらに合わせている状態になったら、相手を気持ちが切り替わる行動に導きましょう。
行動が変われば、気持ちも変わります。
このことは、こちらの記事をどうぞ☆
つまり、明るく前向きな状況でしがちな行動に誘導することで、次第に前向きな気持ちに切り替わっていくということです。
背筋を伸ばして、顔を上げて、笑顔も混ぜて‥
よりオープンで、よりポジティブな姿勢に導いてあげてください。
前向きな行動と、誰かと繋がった感覚の両方の作用で、落ち込んだ相手の気持ちは穏やかな気持ちに切り替わっていくでしょう☆
一旦合わせてから導く♪
相手の気持ちを切り替えようと思っても、それは無理矢理にはできません。
まずは相手に合わせ、合ったところから少しずつ望ましい方向に導いていきます。
この対応をしてもらった相手は、きっと「あなたと一緒にいたら、いつのまにか気持ちが切り替わっていた」という感覚になるでしょう。
まさにピンチはチャンスで、それまで以上の信頼関係もできるかもしれませんね☆
また、この『一旦合わせてから導く』という方法は、落ち込んだ相手以外にも、様々な場面で利用できるテクニックです♪
対象も、大人でも子どもでも利用可能です☆
「急に、突然に、唐突に」ではなく、『まずは合わせる』ことで様々なコミュニケーションを円滑にしてください!
この記事は、『心を上手に操作する方法』(トルステン・ハーフェナー、2012)から学んだことの記録です。