子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックをご紹介します♪

自己肯定感を高めるための考え方:自分と仲良くなる☆

物事に意欲的に取り組むために必要な感覚である自己肯定感。

 

「あなたは、またはあなたのお子さんは自己肯定感が高いですか?」

 

日本は素晴らしい国だと思いますが、↑の質問に「Yes!」と答えられる日本人は少ないと思います。

 

『本気で変わりたい人の行動イノベーション』という本の中に、自己肯定感を高めるために有効だと感じた考え方がありましたので、ご紹介します☆

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この記事は、『本気で変わりたい人の行動イノベーション(大平信孝、2014)』から学んだことの記録です。著者の大平信孝氏は、「目標実現の専門家」として活躍するメンタルコーチで、脳科学とアドラー心理学を組み合わせた『行動イノベーション』の開発者です。目標に繋がる行動を選び、それを継続するための方法が丁寧に書かれています☆オリンピック選手、トップモデル、ベストセラー作家などを目標実現に導いた方法を、ぜひ体験してください♪

「自分と仲良くなる」

 自己肯定感を高めるためには、「ありのままの自分を受け入れる」ということが大切であるとよく言われます。

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「自分を受け入れる」ということは、大人気のアドラー心理学でも「幸福の3条件」の1つに挙げられています。

 

ただ、「自分を受け入れる」って、ちょっとイメージしにくくないですか?

しかも、この「受け入れる」という言葉、「すべてを優しく包み込む」みたいな、ものすごくハードルの高いもののようなイメージもする気がします。

 

そこで、『本気で変わりたい人の行動イノベーション』の著者の大平信孝氏は、「自分と仲良くなる」という表現方法を提案されています。

 

自分と仲良くない状態=自分で自分をいじめている

 大平氏は、より分かりやすくするために、「自分と仲良くない状態」についての説明をされています。

 

自己肯定感が低い人って、どんなことを考えているでしょうか?

代表的なものは、「どうせ自分なんて・・・」や「生きてる価値がない・・・」といったことではないでしょうか。

 

自己肯定感の低い人は、こんなことを常に頭の中で考えていると思いますが、これを2人の人に分けたとしたらどうでしょうか?

2人の人がいて、一方の人がもう1人に向かって、

「どうせお前なんて何をやったって無駄なんだ。お前は生きている価値なんてない人間なんだよ。」

と言っているのを見かけたらどうでしょうか?

ひどい暴言です。完全にいじめですよね。

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自己肯定感が低く、「どうせ・・・」と常に考えている人は、↑の例のように、自分で自分に暴言を浴びせているような状態です。

自分で自分をいじめているような状態です。

 

このような状態では、前向きに・意欲的にということは難しいですよね。

 

もう1人の自分にOKを出してあげよう♪

 「自分と仲良くなる」ための方法として、『本気で変わりたい人の行動イノベーション』では「もう1人の自分にOKを出す」ということが提案されています。

 

「OK!」「いいね!」「大丈夫!」

「できるよ!」「問題ない!」・・・など。

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「評価する・認める」というニュアンスだと思います。

 

「自分自身を受け入れよう!」と言われてもどうしたらいいかよくわかりませんが、「自分自身と仲良くなろう!そのために自分自身にOKを出そう!」ならイメージしやすくないですか?

 

ここに、これまでに紹介した状況をポジティブに捉えなおすための考え方を追加すれば、状況を受け入れたような、かなり「自分と仲良くなる」状態に近づけることができると思います。

 

「大切な友達がその状況だったら・・・?」と考えてみる

 「自分自身にOKを出す」ということで思いついたのですが、「まず、『大切な友達が自分と同じ状況になったら、どのように声を掛けるか?』を考えたら、考えやすいのではないか?」と思いました。

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例えば、テストの成績が悪かったとき、自己肯定感が低いと「もうダメだ。人生終わった。」なんて考えてしまうかもしれません。

でも、テストの成績が悪かった友達に向かって「お前の人生終わったな。」とは言いませんよね。

このように、一旦他人で考えたほうが、OKにつながる考え方が出やすいのではないかと思いました。

 

この例で続けると、テストの成績が悪かった友達がいたとしたら、

「努力していたことは知っているよ」や

「テストの成績が悪かったって、君の良さは変わらない」なんて伝えたり、

「問題ないよ。このテストは受験には関係ないから。」と別の視点を投げかけたりしますよね。

 

これができたら、この考えを自分に伝えます。

大切な友達を大切にするように、自分自身も大切にします。

友達に対してそう思えたのであれば、「でも自分はそんなことはない」と考えることはおかしなことですよね。

大切な友達を大切にするように、自分自身も大切にできます。

 

なおこの方法は、お子さんが相手の時には、「お友達の〇〇ちゃんがこの状況だったら、どうやって声を掛ける?」と質問することで考えることを促すことができるでしょう。

結果、お子さんが良い声掛けを思いつくことができれば、「〇〇ちゃんにそう言えるなら、あなたも同じよ。私もそう思うよ。」のように、自分と仲良くなることを手伝うことができるでしょう。

 

まとめ

 いかがでしたか?

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「自分と仲良くなる」と考えると、自己肯定感のために必要な「自分を認める」ということがイメージしやすくなります。

 

「自分自身にOKを出す」ということができると、物事に前向きに取り組むことができたり、大変なことがあったとしても「それでも前に進んでいこう」と考えやすくなると思います。

 

「自分と仲良くなる」ということは、「自分自身を大切にする」ということを実践するためのやりやすい考え方だと思います。

 

友達やSNS上で「いいね」をしたりもらったりすることもいいですが、まずは自分自身に「OK!」「いいね!」を投げかけていきたいですね☆

この記事は、『本気で変わりたい人の行動イノベーション(大平信孝、2014)』から学んだことの記録です。

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