試合・発表会・試験などの前に、自信たっぷりでウキウキできるお子さんは滅多にいませんよね?
本番が近づき緊張しているお子さんに対して「何かしてあげられたら」と思われる親御さんは多いのではないでしょうか?
そんな時、お子さんの緊張を和らげ、モチベーションを高めるためにしてあげられることがあります!
キーワードは、『ヒーローインタビュー』です☆
この記事を動画にしたものもあります♪
内容を簡略化し、音声のみでもご理解いただけるようにしたつもりです☆
「何かをしながら」という方は、ぜひご視聴下さい!
大切な場面で、子どものモチベーションを劇的に高めるテクニック♪
この記事は、『実践!PEP TALK』(浦上大輔、2019)から学んだことの記録です。 「ペップトーク」はスポーツ映画などでよく見る、監督やコーチが選手を激励するスピーチのことです。 著者はペップトークの日本での普及に非常に尽力されている方で、この本には、様々な場面で使えるペップトークの作り方や、日々のコミュニケーションで使えるペップトークの基本スタンスがとても分かりやすく書かれています。 先生、監督、コーチ、親…誰かを指導することがある全ての人に読んでいただきたい本です!
やる気を引き出すには?
人がやる気を出すためには、いくつかの条件があります。
それは、こちらの記事でご紹介しました。
www.yukahisa.com
人がやる気を出すためには、『「できそうだし、できたら良いことがありそうだ」と具体的にイメージすること』が必要です。
そして、「できそうだし、できたら良いことがありそうだ」とお子さんが具体的にイメージすることができるように、「できた時の状態」や、「すでにできていること」、「達成するための具体的な手順」などを整理するための質問をしていきます。
このようなお子さんとのやり取りの中で、お子さんの「できる気がする!」という気持を高めていくのが一般的な方法ですが、これを、もっとノリノリでやっていくための方法があります。
それが、『ヒーローインタビュー』です。
やる前なのに、ヒーローインタビュー!
この方法は、試合・発表会・試験といった大事な場面の前に、大事な場面に成功した・達成したという前提でヒーローインタビューを行うというものです。
インタビュー形式で、「見事、◯◯をされました、Aさんにお越しいただきました!」のようなフレーズに続けて、「できそうだし、できたら良いことがありそうだ」とお子さんに感じてもらうことが出来そうな質問をしていきます。
具体的には、
・達成したときのことを詳しく教えてください。
・達成するためにどんなことを頑張りましたか?
・途中、どんな困難がありましたか?
・その時どんな言葉で自分を励ましましたか?
・達成するために協力してくれた人はいますか?
・その人にどんな言葉で感謝を伝えますか?
・改めて今どんな気持ちですか?
・次の目標はなんですか?
といったことを、質問していきます。
そして最後に、「◯◯をされたAさんでした!ありがとうございました!」で締めくくります。
インタビューに答えるためには、自分の頭のなかで整理し、言葉にしなければなりません。
そのため、これらの質問に答えていくと、達成・成功したときのイメージが具体的になります☆
つまり、『「できそうだし、できたら良いことがありそうだ」と具体的にイメージすること』ができた状態になります。
そして、照れながら答えていたお子さんの心はホクホクになります♪
具体的な良いイメージで本番に備えよう!
未来に起こって欲しいことを言葉にして、先にお祝いすることを『予祝』といいます。
『予祝』をする際、具体的なイメージを持つことができるように働きかけてあげれば、その効果は凄まじいものになります。
また、やる前のヒーローインタビューは、大人側がノリノリになることも大切なポイントです。
大人側が照れずにノリノリで行えば、恥ずかしがり屋なお子さんや、思春期のお子さんも、案外やってくれることが多いです♪
ぜひ、お子さんのモチベーションを高めてあげられる、優秀なインタビュアーになってみてください!
この記事を動画にしたものもあります♪
内容を簡略化し、音声のみでもご理解いただけるようにしたつもりです☆
「何かをしながら」という方は、ぜひご視聴下さい!
大切な場面で、子どものモチベーションを劇的に高めるテクニック♪
この記事は、『実践!PEP TALK』(浦上大輔、2019)から学んだことの記録です。