本日も豆知識ショート記事です♬
『先回り育児』が問題になっている昨今である。子どもがすることを先回りして、親がやってしまうというものだ。
私は、『先回り育児』という言葉は知りませんでした(^^;;
…が、そのことの問題点には共感できます。
『先回り育児』となっているケースも、大人側は、基本的には「お子さんのため」という思いがあると思います。
周りの子よりもリードした状態を作ってあげたいとか、失敗させたくないとか。
お子さんの自発性を刺激しながらどんどん先に進んでいくのであれば良いのでしょうが、全て大人が主導で、お子さんが着いていくという形になっていたとしたら、それは問題になるかもしれません。
『先回り育児』という状況になってしまうと、「お子さんが自分で決める」という機会は極端に少なくなるので、お子さんの大人への依存心が強くなる、自発性が乏しくなる、という状況になりやすいと思います。
また、子どもは「いちいちうるさい」と反発したくなったり、「どうせ自分の意見は通らない」と無力感を感じる場合もあるかもしれません。
無力感の最上級、「学習性無力感」についての記事はコチラです☆
子どもは自分で考え、工夫し、行動してこそ、うまくいったときの「やった!」という喜びを味わえるのだ。うまくいかなかった場合でも、めげずに挑戦する意欲が湧いてくる。親が先回りして、口を出し、言うとおりにやらせるのでは、「してもらう生活」から抜け出せなくなる。
植物を育てるときも、水をあげすぎると根が腐ったりしますもんね。
しっかり育ってもらうには、適切な量の水と肥料をあげたら、「あとは待つ!」という忍耐が必要ですね!
この記事は、『子どもは「話し方」で9割変わる』(福田健、2009)から学んだことの記録です。