子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックをご紹介します♪

オープンクエスチョンにすればいいってものじゃない!

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本日の豆知識は、「『オープンクエスチョンを使おう』といっても、こんなことに気をつけましょう☆」というお話です♬

 

Point!

オープンクエスチョンだって「限定」できてしまう!

相手が進みたい方向に進めるように♬

オープンクエスチョンでも、自分の聞きたいことを聞いていくだけでは、「部下が本当に深く掘っていきたいところ」から逸れていってしまいます。

 答えが「Yes/No」にならない「開かれた質問」=「オープンクエスチョン」を使いましょうとよく言われます。

しかし、「Yes/No」にならない質問をすればいいというものではありません

 

そしてこれは、部下でも子どもでも同じです。

 

例えば、放課後の様子を聞きたい時、

「誰と遊んだの?」

「どこで遊んだの?」

「何をして遊んだの?」

 

オープンクエスチョンですが、聞く側がかなり限定してしまっていますよね。

お子さんが一番話したいことが、「帰り道で見たきれいな夕焼け」とかだったら、この質問では話すことができません。

 

スタートの働きかけは、もっと広く、自由度が高いものの方が良いと思います。

「放課後はどうだった?」

「放課後のことを教えて?」

のような。

 

当然、お子さんの年齢や言語能力によって配慮は必要ですが☆

 

※「誘導せずに聞く」ということは、コチラの記事もどうぞ♬

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この記事は、『今すぐ使える!コーチング~プロコーチだけが知っているとっておきの方法~』(播摩早苗、2017)から学んだことの記録です。著者の播摩氏は、アナウンサーとして勤務後に心理学やコーチングを学んで独立し、コーチや研修講師として活躍されている方です。部下やお子さんの目標達成をサポートするためのコミュニケーション方法がとても分かりやすく解説されています♪

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