本日の豆知識は、「こんな風に相手の未来を考えた働きかけの方が、相手に響きますよ♬」というお話です♬
それ、誰のために言っていますか?
相手の未来を思った声掛け☆
コーチングのスキルに「wanting for(相手のために求める)」というものがあるそうです。
意訳すると、「要望」です。
要望とは「純粋にその人のために、それを求める」というスキルです。先生、上司、親・・・何か役割を背負って、その役割から「ねばならないこと」を伝えるのとは違います。相手の未来に関心がなければ要望はできないでしょう。一人の人から、もう一人の人の未来に向けて求めることを伝える、それが要望のスキルです。
「それ、誰のために言っていますか?」ということですね。
お子さんの明るい未来のために要望を出しているのか、親である自分が恥をかくから指示しているのか。
部下の成長を願って要望を出しているのか、責任を取るのは自分だから指示をしているのか。
そしてこれ、言われた側は感じ取ることができてしまうものですよね。
「私のことを思って言ってくれてるなぁ」なのか、「結局自分自身のために言ってるなぁ」なのか。
まずは、相手の未来に関心を持つところからですね!
この記事は、『子育てコーチングの教科書』(あべ まさい、2015)から学んだことの記録です。著者のあべ氏は、コーチとして活躍しながらお子さんを育てられた経験をお持ちで、ご自身の子育てエピソードとコーチングの理論・テクニックを結びつけ、それをとても分かりやすく親しみ深い表現で説明してくださっています。子育てあるあるに共感しながら読み進めているうちに、コーチングの基礎を理解できてしまいます♬