子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックをご紹介します♪

身体が変われば気持ちも変わる!気持ちを切り替えるための逆転の発想☆

イライラ、ガッカリ、ウンザリ、悲しみ…

そんな気持ちは早く切り替えたいですよね。

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そんな時、気持ちを整理しなくても自然と気持ちが切り替わるテクニックがあります☆

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この記事は、『心を上手に透視する方法』(トルステン・ハーフェナー、2011)から学んだことの記録です。
著者はドイツでマインド・リーダーとして活躍されている方で、本のタイトルの通り、しぐさや言葉から相手を理解するためのいろいろな方法を紹介してくれています☆
また、相手を理解出来たら対策も取りやすくなるため、子育てや人間関係の中で有用なコミュニケーションのための方法についてのヒントも数多く含まれています♪

身体の状態が感情に影響する!

切り替えたいようなネガティブな気分の時、身体の状態はどうなっていますか?

悲しいときは泣いています。
イライラしているときは身体には力が入っています。
ガッカリしたらうなだれているかもしれません。

気分・感情は身体の反応として出てきます。

しかし、その逆、身体の反応が気分・感情に影響するということもあります!

心理学者のポール・エクマンは表情の研究の第一人者です。
エクマンが仕事仲間のウォレス・フリーセンと怒りや悲しみの表情の分析を行っていたところ、怒りや悲しみの表情を繰り返し作っているうちにどんどん不愉快な気分になっていくことに気づきました。
このことについて深く研究をした結果、エクマンとフリーセンは「表情が自律神経系の変化に影響を及ぼす」という結論に達しました。

ドイツの心理学者フリッツ・シュトラックもこのテーマについての実験をしています。
この実験では、2つのグループが同じアニメを見せられます。
1つのグループはそのまま、もう1つのグループは歯と歯の間に鉛筆を挟んだ状態でアニメを見ました。
歯と歯の間に鉛筆を挟むと、笑った時と同じように口角が上がります。
結果、鉛筆を挟んでいたグループの方が、アニメを面白いと評価しました。
笑った表情で見ていた方が、面白く感じたということです。

この2つの実験から、表情や姿勢といった身体の状態が感情・気分に影響するということが言えます。
悲しいから泣く、楽しいから笑うのですが、泣いているうちに悲しくなる、笑っているうちに楽しくなるということもあるということです☆

身体の状態を変えて気分を切り替えよう

身体の状態が気分に影響するということは、考えを整理しなくても、身体の状態を変えれば気持ちが切り替わるということですね。

イライラしているときや不安な時は、身体は固くなる、つまり筋肉は緊張した状態です。
ということは、筋肉が緩んだ状態を作ることができれば怒りや不安は生じないということです。
逆の言い方をすると、怒りや不安は、筋肉の緊張を解けば治まるということですね。

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試合の前、テストの前など、緊張する場面はたくさんありますよね。
そんな場面では、笑顔を作ったり、ストレッチをしたり、表情・筋肉を緩めることが有効でしょう♪

まとめ

いかがでしたか?

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心と身体は密接に関係しています。

心が動けば身体が反応します。反対に身体が動けば心が反応します。

心と身体、変えやすいのはどちらでしょうか?

断然身体ですよね!

身体が動けば心が反応する。
筋肉を緩めれば緊張・不安が取れるということはぜひ覚えておくと良いでしょう☆

この記事は、『心を上手に透視する方法』(トルステン・ハーフェナー、2011)から学んだことの記録です。

このブログでは、育児や対人関係で利用可能な心理学的な理論に基づくテクニックをご紹介しています。
ここでご紹介しているテクニックに大きく影響しているのは、その相手との関係性です。
どんな有効なテクニックでも、相手との信頼関係・良好な関係がなくては成り立ちません。
ここでご紹介しているテクニックは、ただ相手を「操作する」・「操る」ためのものではありません。
相手との信頼関係に基づいた上で、その関係をより良好に・スムーズにするための一工夫のための方法としてご利用いただけたら幸いです。