子育て・育児や対人関係に役立つ心理学のテクニック

「子育て・育児や対人関係に使える!」と感じた心理学のテクニックをご紹介します♪

イメージトレーニングをする時の大切なコツ

試験、試合、コンクール‥

良いイメージを持って臨みたい場面はたくさんありますよね?

そんな時に役立つのが、イメージトレーニングです。

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しかし、そのイメージトレーニング、逆効果になっていないですか?

イメージトレーニングには、大切なコツがあります!

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この記事の参考書籍です♪

イメージトレーニングは、良い『未来』をイメージする

イメージトレーニングは、自分の望み通りの象徴的な現実に意識を切り替えることです。

どんな意識に切り替えるかというと、当然うまくいっている良いイメージです。

そして、ここからがポイントです。
良い『未来』をイメージします。
良い『過去』ではありません。

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心と身体は密接です。
そのため、たとえ良い過去でも、過去をイメージした段階で身体は自然に後ろに下がります。
身体が後ろに下がった状態では、良いパフォーマンスはできません。

 

*未来をイメージさせる方法の1つの例です♪

 

イメージトレーニングは、『完了形』か『進行形』でイメージする

イメージトレーニングにおいては、「願望を強く願う」という方法は誤りです。

 

イメージすべきなのは、『完了形』か『進行形』です。

 

つまり、願う状況が叶っている状態や、願う状態に今まさに近づいているということをイメージします

 

表現方法だと、「〜た。」や「〜ている」ですね☆

 

参照している『人は「暗示」で9割動く!』では、このことの例として「シュブリエールの振り子」が紹介されています。

「シュブリエールの振り子」とは、50円玉に糸をつけて垂らし、「回れ、回れ」と念じると本当に回りだすというものです。

この振り子は、実は「回れ、回れ」と念じているうちは回りにくく、「ほら、回った、回った」や「もう、ずいぶん回っている」のように、『完了形』や『進行形』で考えて口に出すと、どんどん回り出します。

やってみたら本当にそうでした♪

 

イメージトレーニングの場合も同じで、理想の状態が叶っている・完了している所や、今まさに理想の状態に進行形で近づいている所をイメージするということになります。

 

まとめ

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ポイントは、「未来の理想の状態が叶っている所をイメージする」ということです。

 

例えば陸上選手なら、過去の優勝したレースを思い起こすのではなく、これから始まるレースの先頭でゴールテープを切っているところや、これから始まるレースの後の表彰台に立っている姿をイメージした方が良いということです。

 

例えば受験なら、A判定をもらった模試やこれまでの努力を思い出すのではなく、志望校の合格発表で自分の受験番号を見つけたところや、志望校で楽しく生活してる姿をイメージした方が良いということです。

 

過去をイメージすると、身体は後ろに下がります。

イメージトレーニングをする時には、良い『理想が叶っている未来』をイメージしてください♪

 

もしこれまで、お子さんを「あの時のことを思い出せ!」と励ましていたら、これからは「この後◯◯になる所をイメージしてごらん!」に替えてみましょう☆

 

イメージができてニコッとなったお子さんは、きっと最高のパフォーマンスができるでしょう!

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